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ピノ・ノワールの収穫祭

2019/08/28

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2019.08.30budou14.jpg2019年8月19日に収穫したピノ・ノワール

大里インターナショナルでは、2012年より大里研究所と共同で休耕地となった柿畑をブドウ畑として活用し、ワイン作りを行うことで、地元のシニアの⽅々の⽣きがいの場を創造する「ORI WINE PROJECT」を行なっています。

Immun'Âgeが製造されている岐阜県大野町は、バラ苗の生産量日本一を誇り、柿の王様と呼ばれる「富有柿」の全国有数の産地としても知られています。しかし近年は農家の高齢化が進み、働き手の減少によって休耕地と化す柿畑の増加が懸念される状況の中、これまで私たちが行なってきた地域に根ざした社会活動のことを知る大野町役場の方から、休耕地の有効利用について相談を受けました。休耕地が増えると、周りの柿畑にも影響が及ぶのだそうです。我々は、柿畑との共存共栄を目的とした地域のワイン作りを目指し、地元のシニアの方々の社会活動の場としてブドウ畑にしてはどうかと提案しました。

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美しく整えられたブドウ畑。
背後には柿畑が広がる。

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まだ青いブドウの実。
葉も生き生きと育っています。

Immun'Âgeと同じ「発酵」という技術を使って地域を元気にすること、柿畑と共存できるブドウ畑を作り、地域のリタイアした人たちがいつまでも健康で生き生きと活動できるような場にすること、そんな夢を叶えるための活動が2012年に始まりました。せっかくなら、シニアの方が楽しく働き、若い人たちも従事したくなるような"お洒落でかっこいい農業"をやりたい!と、約300坪の土地に合計500株のピノ・ノワールとシャルドネを植え、南フランスをイメージした庭園風の開放的な農場を完成させました。

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ブドウ栽培の専門家のフラガ氏とワイン醸造の専門家サンチェス氏を招いて指導を受け、
ブドウ園の剪定や手入れの方法を学びました。

"Project ORI WINE"が目指すのは、農薬や化学肥料に一切頼らないビオ(bio)ワイン作り。ワイン醸造学の権威である米カリフォルニア大学ディヴィス校大学院卒の醸造学の専門家、ホアキン・フラガ氏を岐阜へ招き、指導を仰ぎました。当初はフラガ氏も、特にピノ・ノワールという品種は栽培が非常に難しく、高温多湿の大野町でビオワインを作るのは不可能と言っていましたが、「困難だからこそ挑戦する価値がある!」と不可能を可能にする挑戦が始まりました。そして皆の努力の甲斐あって、2019年8月、ついにピノ・ノワールを収穫して発酵過程へと進めることができ、ワイン作りへの一歩を踏み出しました。果たしてどんなワインができるのか、乞うご期待です!

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手入れされる前の休耕地の様子

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植えつけたばかりの頃の苗

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草刈りと誘引で美しく整えられたブドウ畑

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宇佐美晃三大野町町長に
プロジェクトの説明をする
ORI理事長林幸泰

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地元の小学校のこどもたちと一緒に作業

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暑い中草刈りをしてくれたシルバーさん
みなさん
70歳以上ですがお元気です!

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スタッフによる防除作業

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スタッフ力を合わせて誘引作業

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シャルドネは熟してくると
実の緑色が透き通ってきます

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不可能と言われたピノ・ノワールも
たわわに実りました!

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朝から4時間ほどかけて収穫しました

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収穫されたピノ・ノワール

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