初開催から100年という記念すべき節目を迎えた世界で最も有名な耐久レース、ル・マン24時間レース。フランス、ル・マンにてFIA世界耐久選手権(WEC)第4戦ル・マン24時間レース決勝が6月10日〜11日にかけて行われました。

この100周年大会では、AMRのパートナーチームから史上最多となるVantage GTE 5台がLM GTE Am（アマ）クラスにエントリーしました。Immun'Âgeは、アストンマーティンと約20年にわたりパートナーシップを築いてきました。そして、Immun'Âgeと共に走るパートナーチームのTF Sport 25号車は、ビタミンカラーを纏い最終予選2位の好ポジションからスタートを切りました。しかし、レース序盤から天候の急変によりコースの一部で大粒の雨が。クラッシュが相次ぐ波乱のスタートとなり、その後も断続的に大雨が降るなど、一瞬たりとも気が抜けず、ドライバーの判断、タイヤ選択などピット戦略が難しい状況が続きました。

レース開始15時間を迎えた頃には、幸いにもドライバーたちは無事でしたが、不運なクラッシュやマシントラブルにより、なんと...アストンマーティン3台がリタイアを喫する展開に。困難な局面の多いレースでしたが、サバイバルレースをチーム力とドライバーの技術により乗り越えた25号車は、見事クラス2位に輝きました。Congratulations!! また、Heart of Racing 98号車は、初参戦にも関わらず6位の好成績を残しています♪

100周年記念大会には、総勢21台がLM GTE Amクラスに参戦しましたが、無事にチェッカーを受けたマシンは9台のみという結果に。2023年ラストイヤーを迎えるLMGTEクラス。いかに荒れに荒れた過酷なル・マン24時間レースだったかを物語る歴史として刻まれることでしょう。